旅行

旅を通して知った「何もしない時間」の価値

こんにちは。miwaです🌿
旅に出るとき、以前の私はつい予定をぎっしり詰めがちでした。

「せっかくだから」
「無駄なく楽しみたい」
「全部見て、全部感じたい」

でもある旅をきっかけに、
“何もしない時間”の尊さを知ることができたのです。


1. 「何もしない」が、こんなにも豊かだったなんて

静かな宿で迎えた朝。
目覚ましをかけず、誰にも急かされず、
ただカーテンの隙間から差し込む光を眺める。

  • 予定もない
  • スマホも開かない
  • 話す相手もいない

でもそこにあったのは、満たされた静けさでした。


2. 心がほどけていくのを感じた

最初は「手持ち無沙汰だな」と思っていた時間。
でも、そのまま身をゆだねてみたら——

  • 自然と深い呼吸になっていた
  • 遠くの音や風の揺れを感じられるようになった
  • 頭の中の雑音がすこしずつ静かになっていった

「何かをする」ことばかりに慣れていた心が、
ようやく“止まること”を思い出してくれた気がしました。


3. 空白があるから、気づけることがある

スケジュールを詰めない旅にしたことで、
ふとした瞬間の美しさや、自分の感情に気づく余裕が生まれました。

  • 道端の草花に立ち止まる
  • 地元の人との何気ない会話に心がほどける
  • 自分が何に安心して、何に反応しているのかを感じる

空白があると、人生の“余白”も感じられる。
そんなことを、この旅が教えてくれました。


4. 旅先で過ごした「何もしない時間」は、帰ってからも支えになった

帰宅してからの日々でも、
あのときの“何もしない時間”を思い出すことがあります。

  • 忙しい日でも、5分だけ目を閉じて深呼吸する
  • あえて予定を入れずに、ただ「過ごす」一日をつくる
  • コーヒーをいれて、何も考えずに飲む

旅先の静けさは、
「今ここ」に戻るための道しるべになったように思います。


5. 何もしない=“無駄”ではなく、“満たし”

「何もしていない自分には、価値がない」
そんな思い込みがあったことにも気づきました。

でも今ではこう思います。

“動くこと”で満たされる時間もあるけれど、
“動かないこと”でしか得られない静けさも、ちゃんとある。

その両方をバランスよく持てたとき、心はようやく整い始めるのだと。


おわりに:次の旅も、「何もしない予定」を入れてみよう

旅の思い出の中で、
印象に残っているのは、どこかを訪れたことよりも、
何もしないでただ風に吹かれていた時間でした。

それは、ただ“在る”だけのわたしを、
静かに肯定してくれるような時間でした。

次の旅では、
あえて予定のない一日を、そっと入れてみようと思います。

そして、旅のように、日常にも“何もしない余白”を残しておけたら
それだけで、心はもっとやさしく整っていく気がします。

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